クリスマスにおすすめ絵本『くまの木をさがしに』佐々木マキ
クリスマスも間近に迫ってきました！
わが家の４歳息子は、サンタさんへのお手紙も書き終わり、
プレゼントを待つばかりとなっております。
わたしが今、思い返すのは去年のクリスマス。
突然、息子が、こんなことを聞いてきました。
「おうちに煙突ないのに、
サンタさんはどうやってプレゼント持ってくるの？」
……母は感動しました。
漫画の中でしか聞かないようなセリフが、
現実で耳にできるなんて……！！
でも、なんて答えよう？
しかし、母は迷いませんでしたよ！
なぜならクリスマスのこの時期、この本を読み聞かせていたからです！
この本、実は佐々木マキさんのファンである夫が
昔から持っていた絵本。
かなり小さいサイズの絵本で、３冊セットなんです。
古い本で、すでに新刊は手に入らない模様。
クリスマスにまつわるちょっと変わったおはなしが揃っている、
とってもすてきなセットなのですが。残念です。
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『ふたりのサンタ』のおはなしも、かなり個性的。
クリスマスの夜、サンタさんがプレゼントを配って回っていると、
なぜか子どもたちの枕元には、すでにプレゼントが届いています。
不思議に思ったサンタさんは、犯人探しを開始します。
まだニセのプレゼントが届いていない家をさがし、
犯人を待ち伏せすることに……。
一体犯人は誰だったのか!?
なんとなんと、
サンタさんに憧れた宇宙人でした！
そして、この偽サンタさんに、
本物サンタは「壁抜け光線」なるものを当ててもらい、
壁抜けできるようになるんです！
……そうです。
「サンタさんはどこから来るのか」という息子の質問に、
母はこう答えました。
「え、だってほら、サンタさん、
宇宙人に壁抜け光線、当ててもらったじゃない！」
ああ、そうだったねー！
と、にっこり笑ってくれた息子でした。
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さて、なかなか手に入りにくそうなちいさなクリスマスのほん3冊
その中の１冊が、どうやら再販されている？
こちらの絵本は、
「小さなクリスマスのほん３冊」の１冊『くまの木 』
どうやら、おはなしの大筋は似通っているようなのですが、
いくつか設定が変わっているようです。
たとえば、『くまの木』は、クリスマスのおはなし。
サンタさんにプレゼントをお願いするお手紙を書きます。
一方、『くまの木をさがしに』は、お誕生日のおはなし。
神様にプレゼントをお願いするのです。
ただし、お願いは一緒。
「せかいいち かわいいと思える
くまのぬいぐるみをください」
すると、相手からお返事が返ってきます。
「自分で選んでね！」
と、くまのぬいぐるみがいっぱいなっているという
「くまの木」の場所を示す地図が送られてくるのです。
そして女の子は、くまの木を探す冒険に出かける……
というおはなし。
イラストの雰囲気や色合いが少し変わっていますが、
くまのぬいぐるみがなる木のかわいらしさは、同じ！
わさわさわさーっとくまがなってるんです！
お子さんと一緒に、
おおおーっとなりますよ。
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そういえば、「木に動物がなっている」という描写は、
こちらの絵本もかわいいです。
『ぶたのたね』
佐々木マキさんは、ぶたがお好きなのかしら？
『へろへろおじさん
不運なおじさんが、淡々と、へろへろになっていくおはなし。
さいごは、ほろりと泣けます。
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『ふたりのサンタ』や『ゆきだるまのクリスマス』も、
もしかしたら、別のかたちで出版されているのかも？
とってもすてきなおはなしなので、
引き続き探してみたいと思います！
