車好きなお子さんにおすすめ絵本『いろいろバス』
4歳息子は、もっと小さいころから大の車好き。
なので、わが家には車の絵本がたくさんあります。
そこで、車にかこつけて、
何か覚えてもらうことはできないかな……。
そう考えて選んだのが、こちらの絵本。
『いろいろバス』です。
こちらは、tupera tuperaさんの作品。人気の絵本作家さんですね。
うちの息子、赤ちゃんのころは『やさいさん』や『くだものさん』の絵本を
きゃっきゃいいながら見てました。
最近は、こちらの絵本も大好き。
子どもはすきですよねー。う◯こ。
う◯こばっかりでてくる絵本ですが、
おかげで「しりとり遊び」をするようになりました!
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……さて。
『いろいろバス』ですが。
この絵本は、いろんな色のバスがやってきて、
そのバスと同じ色の「何か」がバスを降り、
また同じ色の「何か」がバスに乗る、
というのが繰り返されるお話です。
イラストのインパクトがすごく、
乗ったり降りたりする「何か」がとてもユニークなので、
飽きがきません!
文章も、同じようなフレーズが繰り返されるので、
テンポがいいのです。
乗ったり降りたりする「何か」に合わせて、
「にゅるり」だったり、
「ふんわり」だったり、
「きらきら」だったり、
擬音語がいろいろと変わるのも、面白いところ。
その「何か」にあった擬音語を覚えることができます!
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最後には、すべてのバスが終点へたどり着き、
いろいろな色のバスから、
その色と同じ色の乗客たちが、
わらわらわらわら……
降りてくるのです!
「この黒い動物はなんでしょう?」
「ぺんぎん!」
「正解! じゃ、大根はどこでしょう?」
「うーんと……」
「大根は何色? 同じ色のバスの近くを探してみて」
といった感じで、お子さんと遊ぶことができますよ!
いろいろバスの乗客たちは、
動物もいれば、たべものだったり、植物だったり、
メガネやピアノ、月に炎、ギターやレンガなど、
種類もさまざま。
乗客はいーっぱい降りてくるので、
なかなかクイズが終わりません!
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おはなしはここで終わりですが、
絵本はここでは終わりません。
まだ、お楽しみが残っています。
最後の奥付のページまで、きちんとめくってください。
そこには……
いろいろバスの運転手たちが、勢揃い!
絵本の中では、運転席から影しか見えていなかった運転手さんも、
やっぱりバスの色と同じ「何か」だったんです!
ここまで見て、もう一度絵本にもどり、
運転手さんたちの影を見直してみるのも、楽しいですよ。
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イラストもとても個性的で印象に残ります。
文章も短く、テンポよく、覚えやすい。
さらに、色や物の名前を覚えることもできます。
『いろいろバス』は、一冊でいろいろな楽しみ方できる絵本です。