読んであげたい絵本のはなし

4歳息子と一緒に楽しんだ絵本の備忘録。

クリスマスにおすすめ絵本!間瀬なおかた『バスでおでかけ』

 

クリスマスも間近に迫ってきました。

うちの息子もうきうきプレゼントを楽しみにしています。

クリスマスツリーも飾りましたよ。

 

 

「クリスマスツリー」のすてきな絵本というと、

思い出すのがこちらの絵本。

 

 

 

間瀬なおかたさんの『バスでおでかけ』です!

表紙の右端にもちょこっとサンタさんが描かれていますが、

これはクリスマスの日の物語なんです。

 

 

* * * * * * 

 

 

ある冬の寒い日。

男の子と女の子は「バスに乗ってすてきなところへ行くよ」と

お父さんとお母さんに連れ出されます。

 

4人を乗せたバスは、川を越え、畑を抜けて、

スケート場や動物園、遊園地、デパートのそばを通りました。

 

「ここがすてきなところ?」

「ここもすてきだね。でも、今日は別のところ」

 

そんな会話がくりかえされたあと、

たどり着いたのは一体どこだったのでしょう……?

 

 

……という物語です。

 冬の寒い日、雪の舞う中、

バスに乗って家族4人がそんな小さな旅をします。

 

 

* * * * * *

 

 

バスでおでかけ』は間瀬なおかたさんの絵本には定番の、

引きの視点で、登場人物の乗り物と、

その周りの情景を描きながら進んでいく物語です。

 

雪がちらほら舞うなか、

家族4人が乗ったバスが進んでいきます。

 

間瀬なおかたさんの絵本は、田舎町の自然を描くものも多いのですが、

バスでおでかけ』はどちらかという街中の情景が多いのも特徴です。

 

スケート場や動物園、遊園地、デパートなど、

お子さんが「行ってみたい!」といいそうな場所がたくさん登場します。

 

 

* * * * * *

 

 

……で。

最初の話に戻るわけですが。

 

どこにクリスマスツリーが出てくるのか?

ということです。

 

実は、最後の最後に、

とってもすてきなクリスマスツリーが登場します。

最初はなんてことのない、ただの木なのです。

 

それが一瞬にして、

街の夜景を背に光り輝くクリスマスツリーに早変わり!

 

ほんとにすてきなんですよ。

 

それから、この絵本は必ず裏表紙まで見てくださいね。

そこに2つのものが描かれています。

きっと、女の子と男の子へのクリスマスプレゼントじゃないかな、

と思うのです。

 

 

* * * * * *

 

 

それからそれから、こちらも間瀬なおかたさんの絵本では定番の、

絵の中に隠されたたくさんの仕掛け。

バスでおでかけ』には無数に見つかります!

 

表紙だけ見ても、たくさんありますよ。

f:id:mugicha-bee:20171221115115j:plain

 

バスの後ろに停まっている車。

これはおそらく、間瀬なおかたさんの愛車と言われているフィガロ

 

②左上のビルの看板。見えにくいですが、

「HISAKATA3F」「CHILD2F」とあります。

ひさかたチャイルドは、『バスでおでかけ』の版元さん。

間瀬なおかたさんの絵本をたくさん出版されています。

 

この看板があるビルの1Fの店舗、

「SE」という看板がちらっと見えてますね。

間瀬さんの「瀬」かな?

 

③一番左端のブリにある1F店舗の見切れている看板。

「AM」と読めますね。

間瀬さんの「間」を逆に表記したのかな?と思います。

間瀬なおかたさんは、この手の遊びがとっても多いのです。

 

 

絵本の中にもたくさん遊びが見つかります!

私が見つけたものをいくつか書いてみるので、

ぜひ見つけてみてください。

 

 

 

続きを読む