読んであげたい絵本のはなし

4歳息子と一緒に楽しんだ絵本の備忘録。

1冊で無数のストーリーを楽しめる絵本『コんガらガっち』シリーズ

 

書店に行って、見つけると、

息子がかじりついて離れない絵本があるんです。

 

 

「……それ、おうちにあるよ。帰って読も?」

 

 

と声をかけても離れない!

それが、こちらのシリーズ。

 

   

 

コんガらガっち』のシリーズです。

何冊か刊行されていて、わが家には上の3冊を置いています。

 

うちの4歳息子は車が大好きです。

車が大好きなので(?)道路も大好きです。

 

ミニカー大好きな息子に、道路柄のカーペットを購入したら

めちゃめちゃ喜んでいました。

 

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コんガらガっちの絵本の表紙、

道路を歩いているみたいですよね。

いや、まさにそうなんですけど。

だから息子は好きなのかな〜と思っています。

 

 

* * * * * *

 

 

コんガらガっち』シリーズはユーフラテスの作品。

有名な方たちですし、イラストを見てぴーんとくる方も多いかと思いますが、

NHKEテレ『ピタゴラスイッチ』に参加されている方たちです。

www.nhk.or.jp

 

子どもたち、大好きですよね!

昔、携帯電話の着信音を「ピタ、ゴラ、スイッチ♪」の音にしていたのですが、

鳴るたびに子どもたちがバッと振り向くので面白かったです。

 

 

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さて。

コんガらガっち……とは何ぞや、というわけですが。

 

 

 

表紙のかわいらしい黒いカレ。名前は「いぐら」。

 

「いるか」と「もぐら」がこんがらがって

できた生物なのだそうです。

 

口元に、いるかのなごりが若干ありますね。

このように、どうぶつがこんがらがってできた生物たちの総称が

コんガらガっち」なのです。

 

 

コんガらガっち』シリーズは基本的に「いぐら」が主人公。

「いぐら」が道をてくてく歩く中で、

仲間やその他のいろいろなものに出会ったり、

面白いものを拾ったり、

事件に遭遇したりするわけです。

 

私が読んだことのあるのは上の3冊のみですが、

いぐらが「コんガらガっち」であることが、

ストーリーに関係があるかというと、

そうでもないかな?

 

分裂して、いるかともぐらになるようなストーリーが

もしかして、あるのかしら……??

 

と思ったら、

もともとは明治キャラメルの箱のデザインが先だったようです。

 

↓↓↓↓↓ こちらに詳しいです。

コんガらガっち - EUPHRATES | ユーフラテス

 

上半身と下半身、二つの箱を組みあわせて新しいせいぶつを作るのが

コンセプトのようですね。

 

 

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この絵本、ちょっと変わっているんです。

何度でも読めてしまいます。

 

何度でも、

違うストーリーを楽しめます。

 

 

表紙からもわかりますが、

 

 

 

いぐらの進む道の先は、必ず選択肢が分かれています。

どちらの道に進むかを選び、ページをめくると、

さらにそれぞれの道は分かれ道になっているのです。

 

どの道を選ぶかによって、ストーリーが変わっていきます。

物語は、まったく違う結末になることもあれば、

進んできた道は違っても、同じ結末に辿りつくこともあるし、

途中で交差したり、もとに戻ったりすることもあります。

 

だから読むたびに、

新鮮なストーリーを楽しめるんです。

 

決してワンパターンにならず、

お話ごとに面白い趣向がこれでもかというほど凝らしてあるので、

何冊持っていても飽きがきません。

 

文字は多めなので、4歳息子はひとりでは読めません。

でも、あらすじが大体わかってくると、

絵をみるだけでも楽しいので、

ひとりで迷路を遊ぶようにして読んでくれるのも、助かるところ。

 

 

* * * * * *

 

 

そして、これは単なる私の感覚なのですが、

コんガらガっち』シリーズは

とっても自由に読めるのです。

 

大判の絵本にページいっぱいにたくさんの絵が描かれ、

あっちを見ても、こっちを見ても、たのしい。

 

「やっぱり別の道がいい!」

と息子が言うので、ページを戻ることもあります。

 

別の道を進んでいたのに、

他の道のイラストを目に止めた息子の指が、

いつの間にかそっちの道を辿っていても、

「まあ、いっか」

と思えます。

 

ルールやセオリーに縛られない感じがとっても好きです。

 

 

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1冊には3つの物語が収録されています。

年末のこの時期におすすめなのは、こちら。

 

 

1つめの物語が、クリスマスのお話なのです!

一風変わったサンタさんやトナカイも登場して、

うちの息子は何度も読み返しています!

クリスマスプレゼントにもおすすめです!