1冊で無数のストーリーを楽しめる絵本『コんガらガっち』シリーズ
書店に行って、見つけると、
息子がかじりついて離れない絵本があるんです。
「……それ、おうちにあるよ。帰って読も?」
と声をかけても離れない!
それが、こちらのシリーズ。
『コんガらガっち』のシリーズです。
何冊か刊行されていて、わが家には上の3冊を置いています。
うちの4歳息子は車が大好きです。
車が大好きなので(?)道路も大好きです。
ミニカー大好きな息子に、道路柄のカーペットを購入したら
めちゃめちゃ喜んでいました。
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↑↑↑↑↑ コレ!
コんガらガっちの絵本の表紙、
道路を歩いているみたいですよね。
いや、まさにそうなんですけど。
だから息子は好きなのかな〜と思っています。
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有名な方たちですし、イラストを見てぴーんとくる方も多いかと思いますが、
NHKEテレ『ピタゴラスイッチ』に参加されている方たちです。
子どもたち、大好きですよね!
昔、携帯電話の着信音を「ピタ、ゴラ、スイッチ♪」の音にしていたのですが、
鳴るたびに子どもたちがバッと振り向くので面白かったです。
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さて。
コんガらガっち……とは何ぞや、というわけですが。
表紙のかわいらしい黒いカレ。名前は「いぐら」。
「いるか」と「もぐら」がこんがらがって
できた生物なのだそうです。
口元に、いるかのなごりが若干ありますね。
このように、どうぶつがこんがらがってできた生物たちの総称が
「コんガらガっち」なのです。
『コんガらガっち』シリーズは基本的に「いぐら」が主人公。
「いぐら」が道をてくてく歩く中で、
仲間やその他のいろいろなものに出会ったり、
面白いものを拾ったり、
事件に遭遇したりするわけです。
私が読んだことのあるのは上の3冊のみですが、
いぐらが「コんガらガっち」であることが、
ストーリーに関係があるかというと、
そうでもないかな?
分裂して、いるかともぐらになるようなストーリーが
もしかして、あるのかしら……??
と思ったら、
もともとは明治キャラメルの箱のデザインが先だったようです。
↓↓↓↓↓ こちらに詳しいです。
上半身と下半身、二つの箱を組みあわせて新しいせいぶつを作るのが
コンセプトのようですね。
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この絵本、ちょっと変わっているんです。
何度でも読めてしまいます。
何度でも、
違うストーリーを楽しめます。
表紙からもわかりますが、
いぐらの進む道の先は、必ず選択肢が分かれています。
どちらの道に進むかを選び、ページをめくると、
さらにそれぞれの道は分かれ道になっているのです。
どの道を選ぶかによって、ストーリーが変わっていきます。
物語は、まったく違う結末になることもあれば、
進んできた道は違っても、同じ結末に辿りつくこともあるし、
途中で交差したり、もとに戻ったりすることもあります。
だから読むたびに、
新鮮なストーリーを楽しめるんです。
決してワンパターンにならず、
お話ごとに面白い趣向がこれでもかというほど凝らしてあるので、
何冊持っていても飽きがきません。
文字は多めなので、4歳息子はひとりでは読めません。
でも、あらすじが大体わかってくると、
絵をみるだけでも楽しいので、
ひとりで迷路を遊ぶようにして読んでくれるのも、助かるところ。
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そして、これは単なる私の感覚なのですが、
『コんガらガっち』シリーズは
とっても自由に読めるのです。
大判の絵本にページいっぱいにたくさんの絵が描かれ、
あっちを見ても、こっちを見ても、たのしい。
「やっぱり別の道がいい!」
と息子が言うので、ページを戻ることもあります。
別の道を進んでいたのに、
他の道のイラストを目に止めた息子の指が、
いつの間にかそっちの道を辿っていても、
「まあ、いっか」
と思えます。
ルールやセオリーに縛られない感じがとっても好きです。
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1冊には3つの物語が収録されています。
年末のこの時期におすすめなのは、こちら。
1つめの物語が、クリスマスのお話なのです!
一風変わったサンタさんやトナカイも登場して、
うちの息子は何度も読み返しています!
クリスマスプレゼントにもおすすめです!